Dressing Them Up

タカラヅカが好きです

星ロミジュリ

星組さん感想。

キャトルから人人人で凄い!夏休みもあってか当日券も毎日激戦みたいですね。
なんだか、星スカピンの夏をちょっと思い出しました。あの夏の俺たちは団結してーいたーー。

やっぱり固定のトップコンビで演じてなんぼのロミジュリでした。正義。
ちえねね顔見合わせるたびに満ち溢れるちから半端ないです。
理屈無しに、ひとめで恋に落ちることの説得力がすっっごい。あ、世界が変わる瞬間見える、て思いました。

これこれこういう理由で彼と彼女は惹かれ合いました、から結ばれるまでの過程で多くのラブストーリーって作られるわけで
これをスッ飛ばして 二人が出会ったのは運命です、ていうお話に説得力を与えるのって
その最初の瞬間をどう見せるかがキモだと思うのですが
そこが勢いだけじゃなくとても丁寧で濃密なのが、ちえねねの積み重ねた年月ゆえ、だなあと。
ボーイミーツガールのお話をいまの二人がやる意味っていうか。

ねねちゃんのジュリエットは、初演(わたしは映像でしか見てないのですが)と全然違う作り
世界が変わるような恋をする『十六歳の処女(おとめ)』を再演するのに、ああいう役作りとビジュアルで臨んだねねちゃんのことを考えると胸が熱くなるよ。歌もめちゃくちゃ上手くなっていらっしゃる…。
ここからねねちゃん絶賛bot状態です。
爪先から髪の一筋にいたるまで、細部まで丁寧に丁寧に作り込まれた金無垢の処女(おとめ)でした。
可愛らしさとか、フレッシュな勢いを全面に出すとか、そういう作りのジュリエットにはしないんだろうなとは思っていたけど、
ひとめ見ただけでわかるいちばん上等の娘、世界で唯一人と歌われるのに相応しい娘でした。
あくまで静かで嫋やかなんだけどキラキラした『予感』に満ち溢れている。
ねねちゃんのあの肌質と肉体の存在感は、本来成熟した女性を演じる方が向いている(声も大人っぽいときのほうが好み)ので、それがジュリエット役でどう影響するのかと思っていたら
全部プラスに出ていたのでねね様の本気…見れて良かったです…。

柚希ロミオも初演より若返ってピュアさ増で
これは初演よりもベンヴォーリオ役者の持ち味が若い、ていうのも大きい気がする。
星組さんは世界の王が良いですね。あそこ本当に星組さんに合うと思う。
ちえちゃんが思ったよりとてもロミオがハマっているのって何でだろう…と考えたんですが
『生育環境』ということになりました(私の中で)
彼があのように育って他の誰でもなく彼女に出会うのは必然である、というかうんにゃらかんにゃら…ちえさんのことはいつまでもシンバ、むしろパンジャの子!て思っています。

AB両方観る予定なので、役替わりについては後日。

真風の『死』生で見れて感動。