Dressing Them Up

タカラヅカが好きです

コングラッチュレイション

雪組さんのショーのおはなし

大介「ひゃくしゅうねんだよ!!!」
わたし「うんうんめでたいね!」
大介「ひゃくしゅうねん!!!!」
わたし「そうだねお祝いだね」
大介「ひゃくしゅうねん!!!!!ひゃくしゅうねんだよ!!!!!」


何にも考えないでお祭り感に身を委ねろということですね!
大介いつにも増して歌詞がどうかしていた。たのしい。

まっつさんの色気はほんとありがたいものです。お帰りなさい。お待ちしておりました。
品行方正な雪組さんには珍しいテキーラの場面、みんなまっつ先輩からいろいろ盗んだらいいよね かなと君とか(名指し)
例えばかなと君が釣り覚えたら世界が革命されるのでイケメンが何かの拍子に覚醒するときを待っているよ…お行儀良さそうなところが好きですが。
後ろであすくん?となんかこちゃこちゃやってるとこかわいいです。

以下、大介ショーの色っぽい場面て、いつも攻撃的だなーと考えたところからの連想。

壮さんがわかりやすく色っぽい場面をやる際の、いわゆるドSのかずほの面についてぼんやり考えたところ。
色気を出さねばならぬ場面は外に向かって意識が尖るのか、仕留めてやろうという構えなのかあれは、威嚇に振り切れて鋭くなる印象があって、
色気よりも嗜虐のほうが優ってしまって、なんというか見てて身構えるんですね。防御体制。ぎゃーひとでなしよ!!ていうかんじに(たのしいです!!)

で、じゃあ色気を感じないのか?ていうとそうではなくて

壮さんが狙ってやってるのか真意はわからないですが
お芝居の中で感情をスッと引っ込めたり、
遠くに意識が広がっていったりするときの壮さんが、すごく色っぽいなあとおもうのです。
望郷の琵琶歌の文四郎さんとか、フィナーレ愛の棺を歌う壮さんとか。
あと先日So in love見返してみたらGlitter歌うところがたいへん気持ち良くて色っぽくて巻き戻して見た。
私が色気を感じるポイントがどうも形のさだまらない状態に結びつく傾向があるせいだと思うんですが、
ゆるふわ表現するとひとりでふわあっとしててなに考えてるかわからないときの??壮さんは色っぽいよね、という話がしたかったです。
余談ですけど嗜虐に振り切れた壮さんに似合う相手て、人外のものか、受け止めるだけの質量のあるひとだと思うので
あゆっちで良かったねえとしみじみしました。愛くるしいのにボディが強いところが。壮あゆ楽しいなあ。

ショーの話するはずだったのに。

シャルウィダンス

観劇初めは雪組さんでした。

壮さんが三揃え着用なのに屈折してないし汚職でもないとどんなことになるのかしらと思ってたんですけど(偏見が)
なんか可愛い良いお話だったねえ。

ヘイリーさん(の壮さん)の周りの空気への身の任せ方がいい具合の力加減で、こちらもすとんと受け止められて気持ちよかった。

小柳先生は自作のキャラクターが我が子のように大切で
「このお話が終わってもどの子もみんな幸せになっていてほしい」て考えるタイプなんだろうな…て、めぐ愛のときに思ってたんですが
今回の回収の仕方もそれを感じました。
(さきなレオンとももはなちゃん、アルバートさんとエラのその後まで想像させる終わり方が)
あの…オリキャラ愛が行き過ぎて脇役の子同士もくっつけてスピンオフの構想がたくさんありそうな感じが創作同人作家さんを思わせ…嫌いじゃないよむず痒いけど!
大劇場よりDCくらいのサイズと尺のほうが収まりがいいとは思う。

ヒロインがあゆちゃんじゃない…と凹んでいたのがあほらしいくらい壮あゆ良い夫婦だったのでとにかく良かったです。
あゆちゃんの奥さんが!可愛らしいけど肝の据わったところがあゆちゃんの良いところであり壮あゆのキモだとおもってるんですが、
ジョセリンの軽やかさや包容力に救われる。ハーツ家の場面ふわあっと気持ち良くなれる。

ちぎちゃんのエラは、ちぎちゃんの潔癖さが効いてて、「え、でもやっぱり浮気なんでしょ??」て方向にならなかったのがすごく良かったです。浮世離れした美女だけど色っぽい空気にさせない!ていうのはちぎたさんだなあ。
フェルゼンとオスカルのときも思ったけど、壮さんとちぎたさんの絡みは後味がさっぱりしていて良い…湿った色気から遠いところにある感じが。
なんというか、けして二人とも色気がないわけじゃないんだけど生っぽい色気のひとじゃないから、まちがいがおこらなそう?な??

ヘイリーさんの憧れって「とても美しいもの」が自分の世界の近くにあるのを見てしまって、日常の外の世界を夢見たドキドキだと思うので、
あくまでそれがとても美しい女性の姿だったので恋に近い憧れなんだけど、セクシャルなものではないんじゃないかと。
なんだか美しいものに惹かれて夢を見る、憧れのお話を演じるのにタカラジェンヌほど適した肉体をもっているひとたちはいないと思うので、ヘイリーとエラ・ジョセリンの関係がとても爽やかで温かいものだったのはみていて嬉しかったです。
あとヘイリーさんの奥さんがジョセリンというかまあるくていろいろやわらかいあゆっちの時点で、
あーヘイリーさん的にエラはすごく綺麗な夢のようなひとだけど、触れたい手に入れたいっていうタイプじゃないんだろうなーと 勝手に思い込んでいる。
女装ちぎたさんのことはなんだか綺麗で珍しいキラキラしたイキモノでフロルベリチェリ・フロル(11人いる!)なんだと思っています。



2013年振り返りつつ

その1がついたまま年を越してしまった。そしてその2が書かれることはあるのか。

2013年は1月の壮アンドレ遠征から始まり
観たいものは自分の出来る限りすべて観られました。
思い返せば過去最高にヅカ充の一年でした。

外伝じゃないベルばらもムラで初めて観られたし
はからずも月雲でバウデビューできたし
全ツ仙台まで行けたし
風共大劇場版ナマで観られたし
生まれて初めてSS席すわったし

前回の星雪ベルばらの頃にまだファン予科時代(映像ファン)だった私のようなペーペーは、大作の再演は10年に一度くらいのペースならちょうどいいんじゃないかしら…と思いましたよ。
脚本云々は置いといて、まじタカラヅカ…(大劇場の)古典舐めてたすみません…て感動したもん。
雪ばら脚本については言いたいことばかりだったけれども。なんだかんだいいつつ感動したのは事実でした。


そのほか思い出した順に。

月雲の皇子はタカラヅカが、タカラヅカのほうから私に微笑んでいるの…と謎の感動を覚えるほど好みに合致し過ぎていて、頭がパンクしそうでした。

そして、銀河劇場で月雲を観た翌日の風共に、ああこれだわタカラヅカだわ、そして昨日観たものも今日目の前に広がるものもタカラヅカでなんて懐が深いのか…とハッとしたのでした。

思い入れと観劇回数は雪組さんに偏るんですが、
宙組さんがモンテも風共もうたかたもすごく良かったです。
かなめ様のことみるたびどんどんすきになります。
ベルばらの次はみりおんちゃんとがっつり組んだものがみたいよ。

あとは星組さんの日の当たる方へとやっぱりロミジュリ
星組さんは血生臭くなりそうなくらいのものを絢爛豪華にするのが得意だなーと思う。

花組さんはオーシャンズとMr.スウィング
蘭蘭と花組さんの大らかであたたかい色気に浸れて楽しかった。

月組さんは、ファンタスティックエナジーが!大劇も全ツも観にいったけれど、全ツ会場全体がフワアアアっと多幸感で満ちていてすごく気持ち良かった。
まさきさんが客席降りでキラッキラを惜しげも無く振りまいていてあーだいすきだわこのひと!と思いました。
ちゃぴが月娘を引き連れるところも大好きだった。
全ツはちなつたまきにもやられました。
ちなつは開襟でたまきは詰襟です。お願いします。
たまきくん襟の詰まった制服(とりあえず公安とかインフラ系)どこかで着ればいいのにな着ないかな。

あとDAD!
荻田作品の大好きな要素と、これもタカラヅカの懐の深さあたたかさに浸れる作品でした。ちょっとノスタルジックで、湿っぽくないくらいには感傷的で、でもやっぱりものすごく楽しい。
あとアヤキさんの身体のかたちが男女の姿の区別なく大好きすぎるのでオーバードーズでどうにかなりそうでした。
身体だけじゃないですもちろんほかにも好きなんですけど
あのパーツごとの構成ていうかそれぞれのパーツのつき方とか全体のラインが
自分の好みの造形が目の前に存在していることに目眩がした。
コムロさんのまあるい後ろ頭もたいがいだった。思い出してぐったりした。

2014年も気合入れて100周年を祝っていきたいと思います まる

雪組さん全ツメモその1

もうすっかり秋ですしシャルウィのお稽古とっくに始まってるし
今更すぎるんですが全国ツアー公演「若き日の唄は忘れじ/ナルシスノアールⅡ」です。
市川と仙台に行きました。

中日とは役のウェイトや演出変えてくるんだろうとは思っていましたが、
蓋を開けたら武部無双もとい大野先生のまっつさんドリーム無双で面白いもんみたなあ!!という気持ちよかったです。
あれは大野先生のなかで武部アナザーストーリーが絶対あるから。
これが純粋に大野作品だったらプログラムに詳細すぎるプロフィール載っている。

武部の敵役としての比重の差だけでなくて、
すごく大野先生ぽいな…と思うのは佐竹の役割を武部に振ったことです。
佐竹の役割=指導者、兄、もっと言えば父的な部分を武部に与えることで、文四郎の物語のなかの〈父の死〉に別の色が見えてくるというか。
文四郎が武部を斬ったあとの「姉に斬らせてやりたかった」の台詞は今回無くなっているんですね。
武部はほかの誰でもない文四郎が斬らなくてはいけないから。
理不尽な形で父を奪われて、子供ではいられなくなったが何者としても扱われず疎まれる、
宙吊りのままの時間を清算する
もっと曲解して父と子の物語の型にあてはめるならば
不完全な形で子供時代を追われ大人にならざるを得なかった文四郎が武部を斬ることで子が父を乗り越え一人前になる物語を踏襲する、
というようなことをぼんやり思いました。


武部の話だけで息切れがしてきたので…
仕切り直したいとおもいます。

文四郎くん16歳(ちゆ12歳みたいな)(?)がほんっとーーーにたまらなくて
ああ今みているものそのまま動画保存したい尻尾髪がぴょんぴょんしてるだけのgif欲しいだの眩しさとやましさと心苦しさでいっそ泣きたかった。
道場の子達はみんなあの若衆髷ていうの?尻尾髪なわけですが
文四郎くんだけ飛び抜けてなんつーか動画の枚数が多いからね!動きがね!!
あきらかに髪の動きが違いますからね!!ひときわ鮮やかですからね!

歩いたり振り返ったりするたびにわたしのこころを震えさせるハイティーンよ…。そうかずほさんのことかわいいわあと思うことは今までにもありましたけど、文四郎くんに感じる気持ちはちょっとおかしかった。
そうさんがすきなのか文四郎さんがすきなのかあのハイティーンがすきなのかわからなくなるくらい心乱れた。

なんか大事に育てられてるのがわかる少年で。素直で、彼なりの分別もちゃんとあって。かわいいんだけどかっこよくて。これからどんどん大きくなるんだなあこの少年は、て眩しくなるようなドリームが…。
あと壮さんのひょろーんとした手足がね、文四郎くんになると背だけ急に伸びちゃってまだ筋肉追いついてない子に見える。見えるんです。
ていうかそんな少年が壮さんのなかから出て来たのかと思ったらなんだかもう…。
若き日って子役からトップコンビがやるんでしょ?ありなの?笑 みたいなことをいまもし誰かに言われたら 見てみろよ正義だからなまじであれあっての箕浦だからな、て詰め寄ると思うくらいには 盲目です。

七夕祭りの空気で泣きたくなる。
何かの拍子にお互いの違いにハッとして心が揺れるような、
それは少しずつ丸みが出てきたからだだったり、自分よりずっと小さい手だったり、白くて丸くて頬がぽっと赤みがさしているさまだったりするのだろう。

あの七夕祭り、そっと袖を掴もうとして引っ込めるふくや、手がぶつかってドギマギする二人やらの流れがあって、
それが笹舟のところに繋がるのが、たまらんのです。
「ふくは私のところに来てくれるのか」という声の明るさが、スコーンと響いて淡い初恋の爽やかさに心打たれてたら、あの衝動的な抱擁になるのが、なんて、なんて、この絶妙なさじかげんの、色気をなんと言ったらいいのか。

あゆちゃんの手って白くて柔らかそうで、爪先にむかってちゅんと細くなる小さい可愛らしい手で
壮さんが筋っぽくて大きい手なので
ふたりが歌いながら指を組んでるので改めて文四郎とふくの身体差に気づかされて、あの思わず抱きあう二人になんか見てよかった今??とものすっごっっくどきどきしました。

どうしよう、大人になってからの二人の話に持っていける気がしない…

二人の文四郎とふくに会えて幸せです。

こころふるえる

また日が空いてしまった。
雪組さん全ツと月組さんと花組さんを観ていました。

ぼんやり考えていること
なんでかわからないけどたまらなく好きだ!となるひと(というかジェンヌさん)
あんまり一貫性が無いんですが
からだつきと声が好きだっていうのが大きいんだなと思いました。

ちょっと何か引っかかるような金属的な、耳に障るかも知らない響きが少し含まれてる声のひととか
肩と首と頭のくっつき方が絶妙なひととか

綺麗だなと思う顔立ちや心地よい声は他にあるのになー。
この人のここが好き!ていうひとはたくさんいるので楽しい限りなんですが
特別好きなひとはもう佇まいとかそういうよくわからないところに惹かれるわけだから
心地よさよりざわざわと不穏な気持ちの方が近い。

うたかたの恋

てるみりおんコンビがとても好きです。トップコンビはみんな好きだけど
テルさんの危うさとみりおんちゃんの健やかさの組み合わせの妙にグッときます。

娘役さんのスキルとして、男役さんを美しく見せる『うっとり顏』があると思いますが、
テルさんのあの、相手役のひとを天使か何かみたいに見せる技術はそれに近い特技と言っていいんではないだろうか。
みりおんちゃんマジ天使だしテルさんもそういうふうに扱うし見つめるし…てたまらないです。

みりおんちゃんのマリーのいじらしさや無邪気さって
『無垢な子供』のそれじゃなくて、マリーなりの思慮があって素直に表されてるようで
ルドルフが彼女に救われるということに
不健康な雑味(彼の苦しみのために誂えたような少女があらわれて犠牲となる、というような)が感じられないところがとてもすき。

彼女はルドルフのために生まれたわけではないし
ルドルフは彼女が現れる前にも生きていたのだけれど
二人は会って、そしてあの最期に向かっていくのが必然である
世界がどんどん最期の一点に凝縮するようなものを
美しいふたりの悲恋として堂々と作るのが
タカラヅカでたまらないなあ


星ロミジュリ2

天寿マーキューシオはなんであんなに可哀想なのか。
出てきた瞬間に『ああこのひとぜったい早死にするな』て思わせるのは壱城マーキューシオなんだけれど。
…壱城さんのマーキューシオは、
『それもうアンジョルラスというよりかアッシュ・リンクス(バナナフィッシュ)じゃないですかリーダー…!!』
の某東山アンジョくらいのストリート設定か血縁関係ぐちゃぐちゃの設定盛り込んでいるんだと思ってます(通じにくいたとえ)
壱城マキュがどうしようもないぐちゃぐちゃしたものを仔細に見つめてそれで持て余しているなら
天寿マキュはぐちゃぐちゃしたものをわけのわからいままにして持て余しているような

感想がマーキューシオのほうにいっちゃうのは
あのひとなんであんな死に方するんだろう、てずっとひっかかってもやもやするからです。
正直彼の最期の台詞の意味はまだストンと落ちていません。

紅さんはムラのベンヴォーリオの髪型がとっっっても好みだったので

見たら紅さん大好きになってしまう…てどきどきしてたんですが

実際観に行ったらアスパラガスになってたのでちょっとホッとしました(?)

ティボルトよりベンヴォーリオが好みだったかなあ。毒気の薄い紅さんが観たいなあ…と思っていたので。

紅さんのぺらっとした身体とかあの声が、良いほうに向いてるように思う。

真風のこと甥っ子か何かのような気持ちでみているフシがあるので(あらまあちょっと見ないうちにこんなに大きくなっちゃってまあ!おばさん俺もう○歳だよていうような小芝居が入るよ)

真風さんはスターさんなのだわ…て今更ながらしみじみ思いました。

生真面目そうな跡取りってイメージで面白いなて見てたら後半の爆発でやられた。

礼くんはあの実力に追いつくくらいにシュッとしだしてキザリはじめたら向かうところ敵なしなのでこれから楽しみです。歌えるってすごい。


最後に

妃海風ちゃんが私の心をつかんで離さない。